LADIES TEAM選手・試合情報

2019 SEASON MATCHES試合日程・結果

7.6(土) 17:00 プレナスなでしこリーグカップ1部 第9節

ジェフユナイテッド市原・千葉レディース

ジェフL

0-1
0前 半1
0後 半0
浦和レッドダイヤモンズレディース

浦和

第一カッターフィールド

試合終了

この試合を無駄にしない



ホームで迎えた浦和戦は0-1の敗戦。マイナビ戦に続く連敗となった。
ジェフLの藤井奈々監督は「最初の立ち上がりの失点が、今日の結果を決めてしまいました」とターニングポイントを挙げた。

この試合の先発にはGKに木稲瑠那、DFに右から若林美里、藤代真帆、林香奈絵、上野紗稀、MFには鴨川実歩、曽根七海、瀬戸口梢、山崎円美が入り、前線には小澤寛と大滝麻未が構え、4-4-2の布陣でスタートした。

3分、サイドチェンジから左サイドを崩されると、そのクロスのこぼれ球を決められ開始早々に失点。ビハインドを背負う形でゲームは進行する。序盤は我慢の時間が続くが、10分に大滝が右足を振りミドルシュート。13分には鴨川のサイドチェンジを起点に山崎がシュートを打ち、徐々に流れをたぐり寄せていく。23分には浦和のセットプレーを木稲が弾き、守備陣も粘りをみせ追加点を許さない。
前半は、シンプルなプレーと切り替えを意識することで、悪かった立ち上がりを徐々に修正しながら反撃のチャンスを狙う展開が続いた。
「相手の1.5列目が落ちてくることに対して誰が見るのかが曖昧になり、そこでボールを散らされてしまいました。後半は相手にスぺースを与えずに潰せていました。ただカウンターでのチャンスに決め切る決定力が足りません」(上野)。

セカンドハーフに入ると曽根に代えて西川彩華を投入し、縦方向へのベクトルをさらに強めていく。
51分には敵陣でのインターセプトから大滝がシュートを打つも相手GK正面。59分にもショートカウンターから山崎が狙っていくがゴールを割れない。裏のスペースを突いていくため、62分に大滝から成宮唯にチェンジし、さらに攻撃的な姿勢を強めると、68分にはセカンドボールを中盤で奪った成宮がドリブル突破。最後は強烈なミドルシュートを放つもクロスバーに嫌われた。

“浦和の背後を取る”。規律ある、狙いを絞ったプレーが徐々に試合の流れを呼び込み、相手を脅かす場面が増えていった。
「後ろのバランスがとれ、前からの守備を思い切り行けたことで“良い守備からの攻撃”が出せるようになりました」(藤井監督)。

82分には鴨川に代えて大澤春花を送ると成宮と2トップを形成。1点を巡る猛攻は終盤目が離せない展開となったが、最後までゴールを割れず悔しい黒星となった。

結果をだせず課題も残ったが、一方で手にした収穫も大きい。前からの積極的な守備が、良い攻撃を生んでいたことはプラス材料だ。
「後半の戦い方が本来のジェフLなので、前からハメていくことを前半の立ち上がりからやっていきたいと思います」(上野)

次節は、15日(月・祝)にアウェイで伊賀FCとリーグカップの最終節を迎える。

「カップ戦は残り1試合あります。次の試合がただの消化試合で終わらないように、自分たちがやらなければいけないことをチャレンジしたいと思います」(上野)

今日の敗戦を糧にしてジェフLの進化を見せなければいけない。