―― この試合の総括をしてください。

今日は勝たなければいけない試合でした。勝点を重ねて中位に上がるためにも大事な試合でした。冠スポンサーの「JR東日本マッチデー」ということもあり、存分に自分たちのプレーを見せて良いチームだと思ってもらえるように、絶対に勝つと決めた試合でもありました。

―― パスをつなぎながら両サイドを使って、勝利を手にした試合でもありましたが？

つなぐサッカーをするためには、試合の入りから大きなプレーが必要です。大胆に裏を狙いながら徐々に細かく修正をし、精度を高めることを意識させました。（ロングボールを押し返して）守備ブロック、連動した3ラインを練習でやってきたのでポジショニングが良く、ブロックで奪う部分とボール中心で奪う部分の使い分けが出来た試合でもありました。

―― 前回の試合後に「サッカーによって街が活性化されていくためのお役に立てればと考えている」と話していたが？

選手には「私たちが元気を届けると言っても、私たちがもらうはずだよ」と言いました。好きなことをして苦しんでいる自分たちが幸せを感じられたことは良かったと思っています。次も勝って、連勝をし、調子を上げていきたいと思います。

―― サポーターにメッセージをお願いします。

応援してくださる方が、ここ福島まで来ていただいたことに対し、愛されていることを感じました。千葉を離れた地で運営面でも、クラブスタッフをはじめ、サポートをしてくれる方たちの力で、この勝利につなげられたと感じています。総力でもぎとった勝利です。

―― 今日ここでプレーをした気持ちを教えてください。

福島は思い入れのある第2の故郷です。お世話になった方もたくさん来てくれました。結果にこだわりながら自分が成長した姿と感謝の気持ちをプレーで表現したいと思っていました。それが勝利になったのは嬉しいです。

―― ハーフタイムの指示は？

丁寧にやりすぎたり、後ろに引いてしまうと相手の勢いにのまれるので、先手を取って裏を使うことを意識しました。前だけでなく横も使って大きく展開をして行きました。ただジェフLは複数得点をすることが出来る力があるので、もっと形にしたいと思います。

―― セカンドボールを、かなり拾えていましたが？

セカンドボールを拾えたことで自分たちがゲームを握れました。相手が放ってきても、ファーストディフェンスをした後のセカンドボールをチームで拾えたこと。それが決め手です。

―― この勝利は次につながりますね？

連勝をしなければ上位に食い込めません。連勝をしていきたいです。

―― サポーターにメッセージをお願いします。

福島に足を運んでもらい、大きな声援を送ってくれました。それが後押しにもつながりました。感謝の思いを結果につなげたかったのですが、（結果として）皆さんと勝利を掴むことが出来ました。ありがとうございました。

―― 試合を振り返ってください。

この試合のために色々な方が準備をしてくれました。その試合で勝利できて本当に嬉しく思います。今までの試合よりもピッチを意図的に広く使いました。前半オフサイドが多くなっていたので後半に修正をしました。裏に抜けてチャンスを作れたことは収穫です。そして、セカンドボールを拾えたことが良かったのでチーム全体で良い試合運びとなりました。

―― ゴールの場面については？

みぞおちを痛めて倒れましたが、ボールを奪い取った瞬間に打つことを決めました。気づいたら足を振り抜いていました（笑）。あの距離は自信があります。

―― 1点を巡る熱い攻防となりましたが？

監督には「自分たちが笑顔でなければ、被災者の方に笑顔を届けられない」という話がありました。笑顔で終われたことで少しは勇気づけることが出来たのではと感じています。

―― サポーターにメッセージをお願いします。

福島まで足を運んでいただきありがとうございます。笑顔で試合を終えることが出来て幸せです。これからも熱い応援をよろしくお願いいたします。

―― 試合を振り返ってください。

相手の身長が高くセットプレーでの失点は絶対にしないことを徹底しました。攻撃面では裏を狙っていきました。

―― 1得点を巡る攻防が90分間、続きましたが？

泥臭く粘り強く1点を守りきること、最後まで諦めないことを見せることは出来たと感じています。

―― 得点者の鴨川選手の存在は？

何をやってくるか分からない面白い選手です。ボールを持つと楽しいプレーをしてくれます。最大限の力を出してもらうことでチームのプラスになると思っています。

―― サポーターにメッセージをお願いします。

福島の地にまで足を運んでいただきありがとうございます。ここで一緒に喜べたことは私たちの中でとても大きいものがあります。連勝を目指し、闘っていきますのでよろしくお願いいたします。