記者会見が終了し、1人でフォトセッションを行うことになった勇人選手。どういった顔をすればいいのか、何かポーズをしたほうがいいのか、少し戸惑いの表情も浮かべながら、勇人選手はカメラに目を向けていました。
実はこのとき、花束を持った佐藤寿人選手が壇上に近づいてきていました。音を立てず静かに、勇人選手に気づかれないように…。そして報道陣の方々の視線が自分とは別の方向に向き始めたことに気づいたのか、勇人選手が右を向くと、そこには寿人選手が！サプライズ成功です。勇人選手は照れ隠しなのか、寿人選手への第一声は「早く帰れよ（笑）」でしたが、表情はとても感激した様子でした。





そして、寿人選手が思いを語ります。

「この扉の向こうで会見を聞いていて、本当に誰よりもジェフを愛し、また誰よりもジェフのために戦ったプロサッカー選手というキャリアを終えるという決断を聞かされたときは返す言葉がなかったです。本当に僕も久しぶりに戻ってきて、思い描いた形とは違うシーンになってしまって、このタイミングで、本当『お疲れさま』ということよりも、僕も悔しいですし、勇人も本当悔しい思いを持ちながら、この思いを未来のジェフの選手、アカデミーの子供たちに託すと思うんですが、本当に今はわがままな弟として、まずは一言『お疲れさま』という言葉をかけたいなと。あとは、ジェフに対する思いは、本当に久しぶりに一緒にやって、僕は到底かなわないなというくらい、本当に隣にいてジェフに対する思いを感じましたし、これからのまた新しい明るいジェフの未来の歴史を築いていくことに尽力してくれると思うので、またそこに向かって頑張ってくださいということと、まずは6試合、僕だけじゃなくて、本当にみんな選手たちも勇人と一緒に全部勝つという思いで戦うと思うので、6試合悔いのないように戦いましょう」

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