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2009 January01

2009.1.5 UPDATE

イビチャ・オシム元監督 帰国

クラブ

ジェフユナイテッド市原・千葉 イビチャ・オシム元監督が、1月4日、帰国されました。帰国に際しては、成田空港に300人を超えるジェフサポーターの皆様がお見送りに来られました。オシム元監督、アシマ夫人からも「こんなにたくさんのジェフサポーターに来てもらい、本当にうれしい。このサポーターがついていればジェフは大丈夫だ。皆さんによろしく伝えてほしい。」とメッセージを頂きました。

帰国日に先立ち、昨年12月29日に三木博計代表取締役社長、島田亮取締役、昼田宗昭チーム統括本部長が、お礼のごあいさつにオシム元監督宅を訪れました。その際、いただいたコメントを下記に紹介いたします。




帰国にあたり、イビチャ・オシム元監督からのジェフユナイテッド市原・千葉のファン・サポーター、クラブ関係者へのコメント


「昨シーズンは奇跡的な結果で終了したが、ミラクルは一度限りで、二度はおこらない。これは私だけの思いでなく、ファン・サポーターの声を代表している。ジェフの選手、クラブ関係者は肝に銘じて欲しい。私の体のためにも、一度だけにして欲しい(笑)。
 スタジアムには、満員のサポーターが毎試合訪れている。これはマンチェスターユナイテッドと同じである。ジェフの選手、クラブ関係者が忘れてならないのは、浦和レッズやガンバ大阪、鹿島アントラーズにも大勢のサポーターがスタジアムに訪れるが、彼らはジェフよりも多くの勝ち試合を見ている。マンチェスターユナイテッドやアーセナルも同じである。ジェフのサポーターも同じように勝利を期待してスタジアムに足を運んでくれる。それを忘れてはならない。サポーターにも普段は自分の仕事がある。そんな彼らが日本全国からジェフのスタジアムに集まってきている。それは、選手・クラブ関係者が思っている以上に大変なことです。自分が監督をしていたときも、感謝していたし、みなさんも感謝の気持ちを持って仕事に向かっていただきたい。
 クラブが成功するためには、お互い信頼し、一つになって戦うことが重要だ。選手、クラブ関係者、サポーターが一緒になって、はじめてかなうものである。選手は常に自分自身の課題をはっきりと持ち、サポーターに進化をみせなくてはならない。サポーターは選手の技術向上に常にプラスアルファを求めている。サッカーで暮らしていくということは、至難の業であるが、それがサッカー選手の宿命だ。つねに一つ上を、それも急いで目指していかなければならない。それはクラブのフィロソフィー(哲学)も同じである。常に取り組まないと、クラブは良い選手を放出し、悪い選手を加入させることになってしまう。新しいシーズンに向け、クラブはどう臨んでいくのか、選手はどう成長するのか、新しい社長、マネージャーにファン・サポーターの期待は大きい。
 Yesterday is Yesterday.Tomorrow is important.
(昨日は昨日。大事なのは明日だ。)」


(クラブ)
今日頂いたコメントをオフィシャルサイトなどで掲載してもよいですか?

(オシム元監督)
コメントは出してもよいが、毎年進化する。良いコメントにも慣れてくる。毎年コメントしてもよいが重要なのはコメントでなく、クラブが失敗を繰り返さず、成功して、私のコメントが必要なくなることだ。

(クラブ)
ジェフがカップ戦やリーグ戦で優勝に絡む試合には、ご招待しますので、是非ご観戦にお越し下さい。

(オシム元監督)
私も(リーグ戦において)もう少しで優勝のところまで近づいた。しかし取らぬ狸の皮算用は止めておいた方が良い。着実に進歩することだ。

(アシマ夫人)
イビチャで一つ、アマルで一つ。オシムファミリーで2つのカップを獲得できたことが思い出です。本当に感謝しています。

(オシム元監督)
もちろんコメントと写真の使用は問題ない。いくらにしようかな(笑)




オシム元監督への感謝の気持ち、いただいたメッセージを心に刻み、ジェフユナイテッド市原・千葉は新しいシーズンに臨んでまいります。

空港にお越しくださった多くのサポーターの皆様、本当にありがとうございました。オシム元監督、アシマ夫人ともに、大変喜んでおられました。
また、混乱が予想されましたが、皆様方の素晴らしいマナー、規律あるご協力で整然とお見送りをすることができました。皆様方のご協力に深く感謝申し上げます。