2019プレナスなでしこリーグ第7節アルビレックス新潟レディース戦が6日（月・休）第一カッターフィールド（習志野市）で午後1時から行われる。 大型連休も終盤となり、今節は中3日でのタイトな試合になるが、一人ひとりがプレーの精度を上げ、チームとしてのベクトルを合わせることで勝点3をもぎ取りたい。

前節、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースはＡＣ長野パルセイロ・レディースと対戦。35分に先制点を奪われるも、プレッシングとサイド攻撃に迫力を出したことで、47分にＭＦ鴨川実歩がゴールを決め1－1の引き分けに持ち込んだ。
その後もチャンスを作っていただけに「引き分けに終わってしまい悔しい気持ちでいっぱいです」と鴨川は表情を曇らせた。
ただ狙っていた3連勝とはならなかったがチームは着実に力を付けている。

対戦相手の新潟Ｌは、4勝2敗で3位を走り好調を維持する。第5節ではリーグ4連覇の女王・日テレ・ベレーザを相手に3－2で打ち勝つと、第6節ノジマステラ神奈川相模原戦では1－0で収め、連勝をして波に乗っている。
その中でも新潟の精神的支柱でもあり、精度の高い左足のキックを持つＭＦ上尾野辺めぐみは要注意選手の一人だ。
前節のノジマ戦では右サイドからのクロスに反応し、ゴール前にポジションを取ると左足でワンタッチシュートを決め、チームを勝利に導いている。
その他にも昨シーズン、5得点をマークしたＭＦ園田瑞貴とＭＦ阪口萌乃も忘れてはいけない怖い存在であり、日本女子代表に選出されたことのあるＧＫ平尾知佳やＤＦ北川ひかる、ＭＦ川村優理らがチームに厚みを加えている。

ここまで、なでしこリーグは混戦模様だ。
6位のジェフＬと首位・日テレとの勝点差は僅かに『3』。今節、新潟Ｌに勝つことで上位が見えてくる。

ＭＦ瀬戸口梢は言う。
「（ＡＣ長野戦は）勝点3を取れず2ポイントを失ったという印象の方が大きいですが、次節ホームで勝点3を全力で取りにいきます」

新潟Ｌはリーグ2番目に少ない失点数だが、ボールを動かすことで堅陣に生じたクラックにくさびを打ち込みたい。
そのポイントとして挙げたいのがサイド攻撃だ。サイドバックとサイドハーフが連動し、相手陣内に押し込むことでチャンスを作りたい。

今シーズンのターニングポイントとなる可能性も高い重要なこの一戦。新潟Ｌに勝つことで得られる自信は限りなく大きいだろう。ピッチに立つ11人が同じ絵を描くことで勝利を掴みたい。