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試合日程・結果

2016 SEASON MATCHES試合日程・結果

2016年の女王を決める第38回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会の準々決勝が12月17日(土)に行われる。ジェフユナイテッド市原・千葉レディースは、Pikaraスタジアム(香川県立丸亀競技場)で、日テレ・ベレーザと対戦する。

2回戦からの出場となったジェフレディースは、JFAアカデミー福島を4対0で退けると、続く3回戦のニッパツ横浜FCシーガルズを延長戦の末2対1で破った。

ここからの戦いは、積み上げてきたモノをどれだけ見せられるか、そして2017シーズンを見据えた挑戦でもある。

日本を代表する“点取り屋”菅澤優衣香と“守護神”山根恵里奈が軸となり攻守にわたってチームをけん引し、深澤里沙や瀬戸口梢、磯金みどり、櫻本尚子らがしっかりと脇を固め、若手の鴨川実歩、安齋結花、小澤寛らがフレッシュな勢いをもってプレーをすることでチームは着実に成長を遂げてきたが、ここで歩みを止める訳にはいかない。

対戦相手の日テレは多彩なパスワークでどこからでも得点を取る力を持っている。“なでしこリーグ”と“なでしこリーグカップ”の2冠のタイトルを獲得し、今の日本女子サッカー界で最強であることは間違いない。

また、今シーズンの日テレとの対戦成績は1分4敗と分が悪く、ジェフレディースは白星を手にしていないが、一発勝負となるトーナメントでは何が起こるか分からない。

山根は言う。
「皇后杯に向けてみんなが勢いづいている。このメンバーでやれるのが最後だというのは全員が分かっています。粘り強くプレーを続けることでジェフレディースに流れが傾くと思います」

日テレにある程度ボールを保持されることを覚悟しなければならないが、日テレのボール回しにタイトに食らい付いていき、良い形でボールを奪った後、運動量を上げて走ることでチャンスをモノにしたい。
瀬戸口は「いくら回されてもシュートを打たせないことが大事。体を張って抑えたい」と話した。

ここまでは、セットプレーとクロスからの攻撃で失点を許しているが、チームはリーグ戦終了後からディフェンスの改善を重点的に取り組んできた。練習試合でも結果を出したことで簡単にはやられないという自信がある。

ポイントになるのは、ミスをしないこと、そしてワンチャンスを確実にモノにする決定力が鍵になる。
安齋は「ボールを高い位置で奪えばチャンスになる。先制して勢いに乗りたい」と話すと「練習でも意識高く、一丸となって取り組んでいるので雰囲気はとてもいいです」と続けた。

振り返ってみれば2012年大会の準々決勝で日テレと対戦し、延長戦(2対2)でも決着がつかずPK戦(4対2)の結果、ファイナルの舞台へ進んだのは記憶に新しいところだ。
今回もその再現を狙い、日テレに勝利することで決勝への道筋を明るく照らしたい。

また、今大会の決勝戦がフクダ電子アリーナで開催されることもあり、何としてでも勝ち進みたい。

2016年を笑顔で締めくくるために、今こそすべての力を決集させ、次につなげよう。