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試合日程・結果

2016 SEASON MATCHESU-15 試合日程・結果

ジェフユナイテッド市原・千葉U-15が“高円宮杯第28回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会の初戦(徳島ヴォルティスジュニアユース)を8対0で勝利し、2回戦へと駒を進めた。

1回戦を振り返ってみるとチームとして4年ぶりの全国大会であり、全国での戦いを知る経験者もいないことから、試合開始直後は動きも固く、相手のプレッシャーに苦しんでいたが、早い時間帯で先制点を取ったことでチーム全体が落ち着き、自分たちが持ち味とする“中盤でボールを回すサッカー”でリズムを作り出すことができていた。

その中でも、スタメン出場をした桜川ソロモンと途中出場をした本吉利安が、ハットトリックを達成したことは大きなプラス要因だが、センターバックの久保庭良太をはじめとする守備陣が失点をゼロに抑えきったことも非常に大きい。

大量得点、そして無失点で試合を終えることはできたが「ボールを持つ時間や奪われた後の距離感など課題もありました。もっとサイドチェンジを多く、速くすることが必要だと感じました」と坂本將貴U-15監督は勝利に浮かれることなく気を引き締め直す。

明日18日(日)の対戦相手となるのはサガン鳥栖U‐15だ。
1回戦では、激戦の末、モンテディオ山形ジュニアユース村山を1対0で破っている。
坂本U-15監督は「相手は大きいし強い。体が当たらないサッカーをしなければいけない」と話すと「いろいろな地域の強いチームと対戦できるは楽しみです。うちは強くはないので(笑)。頑張ります、いや頑張らせます(笑)」と続けた。

ポイントになるのは、“試合の立ち上がり”に上手く入って行くことで先制点を奪うこと。そして“自分たちのサッカー”を押し出して全力で戦うことだろう。

明日の試合に向けて桜川は「先制して勢いにのりたい。早目にゴールをすることで自分たちのペースになると思います」と話した。

選手たちは、初戦の勝利で“ここまで積み上げてきたモノを出せば試合に勝てる”という自信がついたはずだ。

また、一人ひとりが積極的にやるべきことを着実に遂行することが大切になる。下手に受けに回れば、相手の勢いに呑みこまれかねない。だからこそ、いつも通りの戦いをしたい。

久保庭も「先に先制点を取って勝ち切りたいです。(初戦のことは)切り替えていいモチベーションで迎えたいです」としっかりと前を見つめ話した。

前回、ジェフU-15が出場した2012年大会では2回戦で苦杯を舐めたが、現在のチームは「阿部(勇樹)のように強くなれ、と期待している6番」(坂本U-15監督)の“キャプテン久保庭”を中心に結束力は少しも揺らがずに固い。

ベスト16の壁を打ち破るためにも、メンバー全員が最後まで気力を振り絞り、ジェフU-15の伝説作りに挑みたい。