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試合日程・結果

2016 SEASON MATCHESU-15 試合日程・結果

ジェフユナイテッド市原・千葉U-15が“高円宮杯第28回全日本ユースサッカー選手権大会の切符を手に入れ、17日(土)から行われる全国大会上位進出への挑戦をスタートさせる。

予選となった関東ブロック大会はトーナメント方式によりすべての対戦相手に勝利しなければ全国への道が閉ざされる状況の中で、1回戦のウイングスSC(栃木県)を2対0で退け上々の船出を飾ると、今年3度目の対決となった2回戦の前橋FC(群馬県)を2対1で破った。3回戦の相手は大宮アルディージャジュニアユース(埼玉県)、一時は逆転され苦しい展開となったが、延長後半に決勝点となるゴールを決め3対2で勝ち切った。そして、大一番となった鹿島アントラーズジュニアユース(茨城県)戦では、勢いに乗るジェフU-15が後半に2ゴールを決めて逆転勝ちを収め、4年ぶりとなる全国大会出場を手にした。

どんなに苦しい場面でも“俺たちならやれる”と仲間を信じてプレーすること、“チームのために”と全員が同じ方向を向き一丸となって戦うことで、チームは強い姿勢を全面に出していった。
その中で、1戦1戦を大事に戦い、勝利を収めたことで、チームは成長を続け大きな自信を付けた。

また、今シーズンからチームの指揮を執る坂本將貴U-15監督は「チームとして継続してきたことが試合で出せた。点が取れなくても焦らずに80分の中で勝つ戦いを覚えてくれた。(関東大会の)2回戦以降は逆転勝ちが続き、しぶといチームになった。内容と結果が伴って素晴らしい勝ちにつながっていった」と目を細めながら振り返った。

本大会は、全国の予選を勝ち抜いてきた32チームによるトーナメント制で、前後半の80分で決着がつかない場合は、延長戦(10分ハーフ×2)を行い、それでも決しない場合はペナルティーキック方式により勝敗を決する。

ジェフU-15の対戦相手は、4年連続で全国大会に出場している徳島ヴォルティスジュニアユースとなるが、後手に回るのではなく、積み上げてきた自分たちのサッカーを表現して行きたい。

関東大会では、最後まで諦めない強さで逆転勝ちをしてきたが、猛者の揃う全国の舞台では1つのミスや失点が命取りになりかねない。最後まで高い集中力で無失点に抑える粘り強さが重要になるだろう。

キャプテンの久保庭良太選手は「自分たちはチャレンジャーです。チームで一つになって高いモチベーションで臨みたいと思います」と話すと「勝つために良い守備から入り、良い流れを攻撃につなげたいです」と続けた。

チームには、ズバ抜けた選手はいない。だからこそ全員が攻守においてアグレッシブにプレーをすることで勝ち星を掴みたい。

“チームの守護神”の廣濱顕哉選手は「この仲間でプレーをする最後の大会になります。1日でも長くプレーをしたい」と積み上げてきたモノの集大成を誓う。

決して順風満帆にきた訳ではない。「まだ足りない」、「もう少し足りない」を積み増ししながら成長してきたのが現在のチームだ。

頂点を目指す中での大事な一戦。難敵を打ち負かすことで勢いをつけ、2回戦へと駒を進めたい。